神奈川放友会の同好会のひとつであった『清風亭ネットの会』のメーリングリストに投稿されたメールからセレクトされたものです。この会は、2009年度に発展的に解消いたしました。

発信日 タイトル 発信者
2007.4.8 野草の天ぷらを食べました 古本教子
2007.4.7 ビール考 今泉みゆき
2007.3.15 「幕末辰五郎伝」 木村勝紀


◆ 野草の天ぷらを食べました

発信日:2007年4月8日
発信者:古本教子

春を食べました。
野草の「天ぷら」です。
単に摘み草を揚げて食べたのです。
種類:タンポポ(花、葉)よもぎ、ふき(葉 茎)、すぎな(細い葉)、どくだみ 、からすのえんどう、柿の新芽、いちょうの新芽、はこべ、のげし、他
以上は自宅庭より採集。 
あく抜きはせず、いきなり揚げます。

毒草以外はほとんど食べられます。
「おいしいの?」 ときかれれば「?」です。
私は毎年今の時期1度は必ず食べています。
舌で春を感じる「ほろ苦さ}です。
お試しくださればうれしいです。

  スギナの天ぷらは、ほとんど「これなに?」ときかれることうけあいです。
  お口に合わなかったらごめんなさい。
  他に良い野草の材料がありましたら教えてください。


ビール考

発信日 :2007年4月7日
発信者 :今泉みゆき

『THE HOP』
YEBISU の新しいビールです。

一口飲んで思わず「うまいっ!」と言っちゃいました。
その名前の通りホップの香りがふわっと広がり、味わいのあるビールです。
国産ビールの中では、私の一番になりました。

私はかなりのビール好きでして(通とは言わない)、かつてビールの本場ドイツやベルギーでも飲みまくり、日本の地ビールもかなりの数飲んでます。
量産されているものでは「(アサヒ)スーパードライが好きなんて奴はビールの味を知らない奴だ」と言い切ってしまいます。
その私が一番好きな国産ビールは数ヶ月前まで YEBISU でした。
それが変わったのが SUNTORY の PREMIUM MALT'S の出現。
それまで SUNTORY のビールは残念ながら全くうまくなかった。
PREMIUM の出現で「やっと飲めるビールを作ってくれましたか」と拍手喝采でした。

ですが・・・
私の中では短い命でしたね。
THE HOP を飲んで、いともあっさり乗り換えちゃいました。
PREMIUM MALT'S よ、さようなら〜!

もちろんこれは好みの問題です。
「ビールは切れ味」と思っている方はスーパードライを飲んでください。
でもそうではない方は YEBISU『THE HOP』を一度お試しあれ!

最後に一言。缶ビールは必ずグラスやマグに移して飲みましょう!


◆「幕末辰五郎伝」

発信日 :2007年3月15日
発信者 :木村勝紀

近々引越しをされる会員の大塚憲男さんから沢山の本の寄贈を受けました。私の本好きを知ってのことでした。有難く頂戴しました。読書を楽しんでいれば、知識が増え、思考が深くなり、人格も上がる、と信じている私は幸せな気分になりました。その中の一冊、半藤一利著「幕末辰五郎伝」の話題を提供致します。

新門辰五郎は、幕末・維新期の町火消の頭で侠客です。幼くして鋭敏、長じて胆略ありと云われました。東叡山寛永寺の山主法親王の輪王寺宮が浅草寺に隠居したとき、通用門を新設して辰五郎に守らせたことから、新門辰五郎と呼ばれたといいます。数々の火消しや喧嘩の仲裁で侠名を馳せ、後に一橋慶喜(後の15代将軍)に重用され、禁裏守衛の警衛防火に尽すなど京都でも活躍します。大政奉還後は慶喜に従って水戸、駿府に赴きあくまで徳川家に忠誠を誓います。明治4年に浅草に帰り明治7年に75歳で没しました。歴史小説というより町人の側から見た幕末動乱の姿が興味深く描かれています。半藤さんは江戸っ子で徳川贔屓の薩長ぎらいが諸所に垣間見え、辰五郎の口を通して自説を説くところが面白く思いました。辰五郎のエピソードを一つ紹介しましょう。鳥羽・伏見の戦いに敗れた慶喜は、大阪城内に徳川家康ゆかりの金扇の馬印を置き忘れてしまいます。すでに慶喜は軍艦で江戸に向かった後だったので、辰五郎が大阪城にとって返して奪回し、その馬印をかついで東海道を駆け、江戸の慶喜のもとに届けたといいます。今度、我々は「放友会旗」を作りましたが、この馬印のような役割を担わせて大切に扱いたいと思います。