2018年 |
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2018年9月 | 第174回さわやかネット句会 | 作品 特選句短評 | |
2018年8月 | 第173回さわやかネット句会 | 作品 特選句短評 | |
2018年7月 | 第172回さわやかネット句会 | 作品 特選句短評 |
2018年6月 | 第171回さわやかネット句会 | 作品 特選句短評 |
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第177回さわやかネット句会 (2018年12月) 参加者:17名 |
■ 作 品 ■■ 冬の海暮れて潮なりばかりなり 真野愚雪 ← 最高点句 特段の福は無けれど年の暮れ 名瀬庵雲水数え日や病める女房も年女 菊地 智 片付けの本読み返す年の暮れ 川瀬峙埜 冬至湯やひび割れた手にあすをみる 飯塚武岳 独り身の師走求めて街に出る 志摩光月 雪催がんじがらめの荷の届く 岡田克子 新年や日に一句はと誓い立て 野路風露 積年の恨み煮込んで鮟鱇鍋 境木権太 子規の家すきま風までおほらかに たま四不像 誰かにとこしらえ並ぶ年の暮れ 森かつら 歌留多とり重なりし手を慌て引く 千草雨音 街路樹に清燦燦と聖夜の灯 ただの凡庸 篝火の点火を待つや年籠 舞岡柏葉 鰤おこし来たれと祈る能登の衆 翁山歩存 サイレンの音響く街年の暮 浅木純生 富士を背に帰郷ラッシュの年の暮れ 石 敬
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■第177回インターネット句会特選句短評■■ |
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岡田克子選 特段の福は無けれど年の暮(名瀬庵雲水) 出初式はしごの上の宇宙なり(森かつら) 夜更く母のギターを爪弾けば(真野愚雪) 街を背に畑耕す年の暮(志摩光月) 今月の一言 皆さまとお知り合いになってそろそろ一年となります、なんと早い事です。俳句は座の文学言います。皆さまと膝をまじえて新鮮な一年でした。 今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
人混みを抜けて見上ぐる凍てし雲(川瀬峙埜) 寒夜更く母のギターを爪弾けば(真野愚雪)
従容と蕎麦は食うべし年の果(真野愚雪) 爆音がかき消して行く除夜の鐘 (飯塚武岳))
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第176回さわやかネット句会 (2018年11月) 参加者:15名 |
■ 作 品 ■■ 呟きは六腑に落し大根汁 名瀬庵雲水 ← 最高点句 日向ぼこ人の死因を読んでをり 岡田克子
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■第176回インターネット句会特選句短評■■ |
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岡田克子選 日短し歳時記広げ悩みおり ただの凡庸 窓越しの揺れる紅葉や日曜日 志摩光月 冬ぬくしどっさり届く母の愛 森かつら 信楽の里のたぬきや落葉舞う 野路風露 今月の一言 お悔やみの句を詠む
柿落葉机に運び思う里(小正日向) 障子をば抜けし光の清しかな(石 敬) 屈託の吾を嗤いて石蕗の花(真野愚雪)
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■第175回インターネット句会特選句短評■■ |
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第174回さわやかネット句会 (2018年9月) 参加者:18名 |
■ 作 品 ■■ 犬の尻揺れて旅する草蝨 遊戯好楽 ← 最高点句 鵙啼ひて生飯の一箸取り置きぬ 名瀬庵雲水
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■第174回インターネット句会特選句短評■■ |
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岡田克子選 的と言う題に呻吟温め酒(菊地 智) アルバムの母に素敵な秋ありし(真野愚雪)
今月の一言 自分らしい句であることを大切にして作句してゆきましょう 。
たのもしき包丁の刃や秋気たつ(たま四不像) 尼寺に続く坂道萩の花 (野路風露) 鵙啼ひて生飯の一箸取り置きぬ(名瀬庵雲水) 雨粒は乙女の涙酔芙蓉 (境木権太) (飯塚武岳)衰えていく母への思いと秋風の無常感がうまくマッチしている。
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第173回さわやかネット句会 (2018年8月) 参加者:16名 |
■ 作 品 ■■ 校庭の白線薄れ八月尽 舞岡柏葉 ← 最高点句気儘とふ暮らし戻りぬ八月尽 夏陽きらら ぺたぺたと歩く赤子の秋暑し たま四不像 停車場に見送る母や秋の雲 境木権太 しどろ落つ無患子の実の堅さかな 名瀬庵雲水 一筋の雪ひだ残し山開ける 菊地 智 縁台に蚊遣火煙るへぼ将棋 飯塚武岳 探し当てて実朝の墓鵙日和 岡田克子 山の風ブランチに添えオリーブの実 森かつら 火水金星月と並びて虫集く(集く) 翁山歩存 山深し渦巻く霧に入りにけり 真野愚雪 空蝉や夢殻破りて空に舞ひ ただの凡庸 実朝の歌碑の刻字や秋の海 千草雨音 牛蒡引く老いを隠せぬ庭面かな 志摩光月 かなかなや狭き我が家に里の風 小正日向 ひまわりをロシア旅をし想いしや 石 敬 |
■第173回インターネット句会特選句短評■■ |
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岡田克子選 ぺたぺたと歩く赤子の秋暑し (たま四不像) 実直に生きし父あり秋の蝉 (境木権太) 火木金星月と並びて虫集く (翁山歩存) なまけてもなまけなくても秋暑し (たま四不像) 今月の一言
気儘とふ暮らし戻りぬ八月尽 (夏陽きらら) 車椅子の母の温もり木の実雨(夏陽きらら) 棒読みの答弁ばかり秋暑し (たま四不像)
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第172回さわやかネット句会 (2018年7月) 参加者:17名 |
■ 作 品 ■■ 地が空に溶け石楠花の縦走路 真野愚雪 ←最高点句 虎の尾の日々太りゆく雨の朝 境木権太
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■第172回インターネット句会特選句短評■■ |
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岡田克子選 五句
特選 梅雨晴れや塀にズックの二、三足 名瀬庵雲水 入選 博識の友が眩しくビール飲む 小正日向 どくだみの博識みせる若庭師 森かつら レポートの課題果たして竹婦人 志摩光月 上蔟や神の仕事を手伝えり 志摩光月
工場の煙ななめに百日紅(岡田克子) どくだみの博識みせる若庭師(森かつら) 上蔟や神の仕事を手伝えり(志摩光月) 五月曇白糸余す木綿針(岡田克子) 地が空に溶け石楠花の縦走路(真野愚雪) 傷もまた数多の語り大夏木(たま四不像)
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第171回さわやかネット句会 (2018年6月) 参加者:15名 |
■ 作 品 ■■ エプロンをはたいて締める梅雨の朝 岡田克子 ←最高点句 寄り添いもせず離れずに立葵 名瀬庵雲水 ←最高点句 峠道風吹き抜けて山法師 境木権太 ←最高点句
麦笛や照れ隠しめく捨て台詞 千草雨音 躑躅にも禅の心や永平寺 志摩光月 水芭蕉眠りを覚ます尾瀬の風 ただの凡庸 砲台の紅き鋼鉄夏の空 森かつら 梅雨冷えや淹れたて珈琲すすり飲む 川瀬峙埜 蓮台に伏し目の釈迦や薄暑光 舞岡柏葉 シュルシュルリ前横切るは蜥蜴殿 石 敬 砲台の崩れしままに雲の峰 飯塚武岳 手を伸ばし届かぬ琵琶に苦笑い 小正日向 紅つつじ緑の枡をこぼれ落つ 真野愚雪 手作りのカモミール茶や夏に入る 翁山歩存 季節の句詠みしが出来は走り梅雨 遊戯好楽
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■第171回インターネット句会特選句短評■■ |
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岡田克子選 五句
特選 シュルシュルリ前横切る蜥蜴殿(石 敬) 入選 麦笛や照れ隠しめく捨てセリフ台詞(千草雨音) 灯台の背丈縮める青芒(境木権太) 梅雨暗し寝坊の理由見つけたり((川瀬峙埜) 手を伸ばし届かぬ枇杷に苦笑い(小正日向) 今月の一言 MGワードについて 例えば「梅雨」を詠んだら ? 「雨」「雨降る」はいらない。
躑躅にも禅の心や永平寺(志摩光月) 寄り添いもせず離れずに立葵(名瀬庵雲水) 水芭蕉眠りを覚ます尾瀬の風(ただの凡庸)
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第170回さわやかネット句会 (2018年5月) 参加者:13名 |
■ 作 品 ■■ 水面に香り彩る花菖蒲 ただの凡庸 ←最高点句 時止まる名曲喫茶春の宵 境木権太
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■第170回インターネット句会特選句短評■■ |
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時止まる名曲喫茶春の宵(境木権太) 逃げ水の嘲笑うごと距離遠く (飯塚武岳) 手を広げ日輪仰ぐ鉄線花 (境木権太) |
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第169回さわやかネット句会 (2018年4月) 参加者:17名 |
■ 作 品 ■■ 風の声乗せて静かに花筏 ただの凡庸 ←最高点句 岩肌を清める如く磯菜摘む 舞岡柏葉
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■第169回インターネット句会特選句短評■■ |
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玉響(たまゆら)のたおやかなるは花明かり(たま四不像) ジェラートや花の季節の25度C(遊戯好楽) 陽春や仕上げのやすり家具職人(岡田克子) 朝ざくら用足すだけの犬連れて(川瀬峙埜) 花びらも客に招きて花筵(はなむしろ)(舞岡柏葉) 風変わりうぐいす慌てケキョと鳴く(小正日向) 子も犬も駆け抜け浴びる花吹雪(ただの凡庸) 青い月背中丸め花吹雪(遊戯好楽) 言の葉を紡ぎて歩くさくら坂(石 敬) 東風かろき磯に試食のひものかな(名瀬庵雲水)
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第168回さわやかネット句会 (2018年3月) 参加者:15名 |
■ 作 品 ■■ 新聞の誤植見つけし春炬燵 飯塚武岳 ←最高点句 空に浮き宙に板舞う冬五輪 ただの凡庸 |
■第168回インターネット句会特選句短評■■ |
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新聞の誤植見付し春炬燵(飯塚武岳) 二、三輪枝の先から春の音(ただの凡庸)
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第167回さわやかネット句会 (2018年2月) 参加者:16名 |
■ 作 品 ■■ 凍豆腐(しみどうふ)吊られからころ奈良井宿 たま四不像 ← 最高得点 |
■第167回インターネット句会特選句短評■■ |
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黄水仙庭に色あり命あり(翁山歩存) 弾く音火の粉飛びかうドンド焼き(菊地 智)) 受験生純白マスクのマスクの眼輝(ひか)る(ただの凡庸) 正座して木箱から出す雑煮椀(小正日向) |
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第166回さわやかネット句会 (2018年1月) 参加者:11名 |
■ 作 品 ■■ しぐるるや猫背連なる停留所 舞岡柏葉 ← 最高得点
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■第166回インターネット句会特選句短評■■ |
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行く年や友の残せし句が一つ(飯塚武岳) |
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