2019年![]() |
2019年11月 | 第186回さわやかネット句会 | 作品 特選句短評 | |
2019年10月 | 第185回さわやかネット句会 | 作品 特選句短評 | |
2019年9月 | 第184回さわやかネット句会 | 作品 特選句短評 | |
2019年8月 | 第183回さわやかネット句会 | 作品 特選句短評 | |
2019年7月 | 第182回さわやかネット句会 | 作品 特選句短評 | |
2019年6月 | 第181回さわやかネット句会 | 作品 特選句短評 | |
2019年5月 | 吟行句会(第108回あすなろ句会) | 作品 | |
2019年4月 | 第180回さわやかネット句会 | 作品 特選句短評 | |
2019年3月 | 第179回さわやかネット句会 | 作品 特選句短評 | |
2019年2月 | 第178回さわやかネット句会 | 作品 特選句短評 |
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第186回さわやかネット句会 (2019年12月) 参加者:14名 |
■ 作 品 ■■ 毛糸編むいつしかラジオ深夜便 千草 雨音 ← 最高点句 味噌汁の大根甘し今朝の福 真野 愚雪
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■第186回インターネット句会特選句短評■■ |
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岡田克子選 特選 母となる日の近き人着ぶくれて たま四不像 祖父母づれ深々礼拝七五三 菊地 智 故郷を守る友あり冬木立 境木権太 年の瀬や君と酔いたるライブジャズ 志摩光月 木枯しや妻と夕餉の穏やかさ 志摩光月 今月の一言 母となる日近き人着ぶくれて (たま四不像) パンを焼く香りを運ぶ隙間風(ただの凡庸) 冬うらら天赦日(てんしゃび)に友入籍す(千草雨音) |
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第185回さわやかネット句会 (2019年10月) 参加者:16名 |
■ 作 品 ■■ 被災田に仁王立ちする案山子かな 飯塚 武岳← 最高点句 方丈の机に墨と野菊の香 千草 雨音
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■第185回さわやか句会特選句短評■■ |
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第184回さわやかネット句会 (2019年9月) 参加者:15名 |
■ 作 品 ■■ 甘露煮の妣(はは)から娘(こ)へと秋彼岸 飯塚 武岳← 最高点句 甘柿の食べ時を知る鴉の眼 千草 雨音
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■第184回さわやか句会特選句短評■■ |
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第183回さわやかネット句会 (2019年8月) 参加者:15名 |
■ 作 品 ■■ 鬼やんま只見の風の自由人 翁山 歩存 ← 最高点句
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■第183回さわやか句会特選句短評■■ |
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特選 天の川岸の向こうは父母の国 飯塚武岳 知床の岬めぐりや涼新らた 舞岡柏葉 遠ざかる後姿や風の盆 真野愚雪 曼珠沙華温故知新の寺巡り 翁山歩存 今月の一言 どんな句がよくて、どんな句が悪いのかは一概に言い切ることは出来ません。 ◎どんな内容か、情景かすぐ浮んでくる 俳句は自作し、人の作品を読むことで徐々に上達していくものです。
二人旅かなかな時雨山の宿(境木権太) 鬼やんま只見の風の自由人(翁山歩存) 夜学子の知らで通れぬ「資本論」(名瀬庵雲水) のと電鉄海に落ち込む稲の波 (境木権太) 人生は二者択一や月仰ぐ(岡田克子) この指をすっとすり抜け赤とんぼ(野路風露) まだ宴ほんのり紅き酔芙蓉(野路風露) |
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第182回さわやかネット句会 (2019年6月) 参加者:17名 |
■ 作 品 ■■ 艶消しの文箱の脇に文字摺草 千草 雨音← 最高点句 漬け置きの豆の膨らむ梅雨の夜 岡田 克子
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■第182回さわやか句会特選句短評■■ |
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岡田克子選 特選 つるりつーん辛子の味の心太(ただの凡庸) 艶消しの文箱の脇に文字摺草(千草雨音) 皆どこへ行ったんだろう夏の雲(真野愚雪) 梅干を作り続けて命継ぐ(たま四不像) 今月の一言 旧かなの使い方
記憶帰依し母の笑顔や梅雨に入る(野路風露) 漬け置きの豆の膨らむ梅雨の夜(岡田克子) | ||||
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■第181回さわやか句会特選句短評■■ |
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岡田克子選 特選 紅薔薇や小指の傷の脈の音 (飯塚武岳) きらきらり江戸切子杯夏が来る(たま四不像) 現役をふと懐かしむ更衣(ただの凡庸) 役者絵の首のデイフォルメ梅雨兆す(舞岡柏葉)) 切り抜きや今日も役立ち蕗を煮る(小正日向) 今月の一言 切字は定型を身につけるに欠かせない。 三大切字「や」「かな」「けり」 石田波郷は「諸君は無理にでも、や、かな、けり、を使へ」と言っています。
寅彦の生家のあとや夏来たる (たま四不像) 役者絵の首のディフォルメ梅雨兆す(舞岡柏葉) ライオンの尻だけ写る夏の旅 (岡田克子) |
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吟行句会(第108回あすなろ句会) 5月23日 野毛動物園 参加者10名 |
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■ 作 品 ■■ 若葉食む麒麟の首のぐいと伸び 飯塚武岳 ← 最高点句 ねずみ抱く子等の笑顔や五月晴 小正日向
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第180回さわやかネット句会 (2019年4月) 参加者:17名 |
■ 作 品 ■■ 表具師の作業無駄なし柿若葉 千草雨音 ← 最高点句 ままごとの店に並ぶや落ち椿 小正日向
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■第180回インターネット句会特選句短評■■ |
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岡田克子選 特選 表具師の作業無駄なし柿若葉(千草雨音) どうして 下五の説明 季語 どこで どうして どうした
ままごとの店に並ぶや落ち椿(小政日向) 川の上風と戯る鯉の群れ(ただの凡庸) 春の雨仏具磨きて過ごしけり(志摩光月) 黒海苔の干したるかおり柴漁港(森かつら) |
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第179回さわやかネット句会 (2019年3月) 参加者:18名 |
■ 作 品 ■■ 八百年(やほとせ)の時もたまゆら西行忌 真野 愚雪 ← 最高点句
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■第179回インターネット句会特選句短評■■ |
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岡田克子選 特選 夜桜や十六両の窓灯(森かつら) 単調な講師の声や目借時(飯塚武岳) 時越えて都踊りはよーいやさ(千草雨音) 遍路行く芝居の幟続く路(境木権太) 蒲公英の数をかぞえて塾の道(たま四不像) 今月の一言 季語・や 誰が・何が どうした
秒針の動き緩やか日永かな(飯塚武岳) が句の中では何かユーモラスにも感じます。火葬場の上は天国でしょうか?
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第178回さわやかネット句会 (2019年2月) 参加者:18名 |
■ 作 品 ■■ 痛みとて生くる証や春疾風 名瀬庵雲水 ← 最高点句 芽柳の京の老舗の金平糖 千草雨音
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■第178回インターネット句会特選句短評■■ |
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岡田克子選 特選 横浜の海とショパンと春の雲(たま四不像) 平成の想ひ出乗せて春が行く(ただの凡庸) 菜の花や園児の帽子見えかくれ(志摩光月) 空青き菜の花の海に飛び込む(野路風露) 人波の川面に映る花見かな(志摩光月) 今月の一言
苺パフェ平らげ匙を舐める舌(川瀬峙埜) 草餅のかわく仏間で眼鏡とる(岡田克子) 蕗の薹天を窺い顔を出し(飯塚武岳) のどけさや妻の小言もよく響き(真野愚雪) 永平寺の僧の蹠(あしうら)春障子(岡田克子) 笑み浮かべ古き雛や母の影(野路風露) マスクしてマスクをを避(よ)ける診療所(翁山歩存) 菜の花や園児の帽子見えかくれ(志摩光月) 仮設所の軒端華やぐ吊るし雛(境木権太) (真野愚雪) しらべて意味を知る前に、先ず「ドイツミサ」という異教的な憧れを掻き立てるようなことばに引き付けられます。それが 凛とした「春の寒さ」と共鳴し合って清しく響きす。個人的な嗜好では「やさしゅうす」とよみたいです。
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第179回さわやかネット句会 (2019年3月) 参加者:18名 |
■ 作 品 ■■ 八百年(やほとせ)の時もたまゆら西行忌 真野 愚雪 ← 最高点句
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第179回さわやかネット句会 (2019年3月) 参加者:18名 |
■ 作 品 ■■ 八百年(やほとせ)の時もたまゆら西行忌 真野 愚雪 ← 最高点句
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■第179回インターネット句会特選句短評■■ |
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岡田克子選 特選 夜桜や十六両の窓灯(森かつら) 単調な講師の声や目借時(飯塚武岳) 時越えて都踊りはよーいやさ(千草雨音) 遍路行く芝居の幟続く路(境木権太) 蒲公英の数をかぞえて塾の道(たま四不像) 今月の一言 季語・や 誰が・何が どうした
秒針の動き緩やか日永かな(飯塚武岳) が句の中では何かユーモラスにも感じます。火葬場の上は天国でしょうか?
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第178回さわやかネット句会 (2019年2月) 参加者:18名 |
■ 作 品 ■■ 痛みとて生くる証や春疾風 名瀬庵雲水 ← 最高点句 芽柳の京の老舗の金平糖 千草雨音
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■第178回インターネット句会特選句短評■■ |
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岡田克子選 特選 横浜の海とショパンと春の雲(たま四不像) 平成の想ひ出乗せて春が行く(ただの凡庸) 菜の花や園児の帽子見えかくれ(志摩光月) 空青き菜の花の海に飛び込む(野路風露) 人波の川面に映る花見かな(志摩光月) 今月の一言
苺パフェ平らげ匙を舐める舌(川瀬峙埜) (千草雨音)とても美味しい苺パフェだったのでしょう!「匙を舐める舌」に子供の表情が目に浮かびます。 草餅のかわく仏間で眼鏡とる(岡田克子) 蕗の薹天を窺い顔を出し(飯塚武岳) のどけさや妻の小言もよく響き(真野愚雪) 永平寺の僧の蹠(あしうら)春障子(岡田克子) 笑み浮かべ古き雛や母の影(野路風露) (舞岡柏葉)幼い日に両親が娘の幸多き人生を願い求めた雛のでしょう。小さかった頃気が付かなかった古き雛の笑みに母の面影を発見した喜びの情景が目に浮かびます マスクしてマスクをを避(よ)ける診療所(翁山歩存) (名瀬庵雲水)冬の季語ですが、滑稽さを感じます。自分も同じ事を無意識にしているかも。 菜の花や園児の帽子見えかくれ(志摩光月) 仮設所の軒端華やぐ吊るし雛(境木権太) (真野愚雪) しらべて意味を知る前に、先ず「ドイツミサ」という異教的な憧れを掻き立てるようなことばに引き付けられます。それが 凛とした「春の寒さ」と共鳴し合って清しく響きす。個人的な嗜好では「やさしゅうす」とよみたいです。
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